眠っている本音
- aiintegrationnav
- 3月29日
- 読了時間: 2分
先日、ある方と話していた時のことです。
その方はある会社でキャリアが長く、 生活の中にそんな不満はなさそうです。
でも、会話の端々に、ふと感じるものがありました。
今の現場に、完全に慣れてしまっている。
慣れているというより、 そこ以外の景色が、見えなくなっている、という感覚。
それ以外の選択肢をするという発想自体を、
遠い過去に忘れてしまっているような、 そんな感覚を受けました。
でもね、これは自然なことといえば自然なこと。
だって「安定した毎日を送れているということは、 脳にとっての"成功"だから」
慣れ、という構造が、本音の声をかき消しているだけ。
人は、安全な場所に長くいると、 そこが「全世界」になっていく。
それ以外の選択肢を探そうとする回路が、 静かに、静かに、眠りについていく。
本音がなくなったわけじゃない。 ただ、聞こえなくなったんです。
「私は本当はどうしたい?」 この問いを、いつ最後に自分に投げかけましたか。
たとえばどんなお仕事にも、 年齢と体力に、確実に上限がある。
誰もがそれを薄々わかっている。
でも多くの人は、 「その時が来たら考えよう」と先送りする。
それは怠慢じゃない。 本音を聞く練習を、してこなかっただけ。
私自身も、11年間スタジオを運営し、
ある時期、完全に「事業を優先する」という役割に埋もれていました。
ヨガをしながらも、 自分の本音より、売上やスタッフのことを先に考えていました。
本音は、爆発するまで待ってくれない。
気づいた時には、
「もう年だから」
「今さら」
「どうせ」
という言葉で
自分自身が蓋をするようになっている。
その「どうせ」こそが、本音が眠りについたサインだと思うんです。
取り戻す、というのは大げさなことじゃなくて、
「私は本当は何が好きだったか」
「何をしている時に、時間を忘れたか」
「どんな未来なら、少しだけわくわくするか」
この問いに、正直に答える時間を 仕組みとして確保する。
それだけでいいんですよね。
本音は、消えていない。
ただ、あなたが聞くのをやめただけ。
今日、一度だけ聞いてみてください。
「私は本当は、どう生きたい?」と。