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眠っている本音



先日、ある方と話していた時のことです。


その方はある会社でキャリアが長く、 生活の中にそんな不満はなさそうです。

でも、会話の端々に、ふと感じるものがありました。



今の現場に、完全に慣れてしまっている。

慣れているというより、 そこ以外の景色が、見えなくなっている、という感覚。



それ以外の選択肢をするという発想自体を、

遠い過去に忘れてしまっているような、 そんな感覚を受けました。



でもね、これは自然なことといえば自然なこと。



だって「安定した毎日を送れているということは、 脳にとっての"成功"だから」



慣れ、という構造が、本音の声をかき消しているだけ。



人は、安全な場所に長くいると、 そこが「全世界」になっていく。



それ以外の選択肢を探そうとする回路が、 静かに、静かに、眠りについていく。



本音がなくなったわけじゃない。 ただ、聞こえなくなったんです。



「私は本当はどうしたい?」 この問いを、いつ最後に自分に投げかけましたか。



たとえばどんなお仕事にも、 年齢と体力に、確実に上限がある。 

誰もがそれを薄々わかっている。



でも多くの人は、 「その時が来たら考えよう」と先送りする。

それは怠慢じゃない。 本音を聞く練習を、してこなかっただけ。




私自身も、11年間スタジオを運営し、

ある時期、完全に「事業を優先する」という役割に埋もれていました。



ヨガをしながらも、 自分の本音より、売上やスタッフのことを先に考えていました。



本音は、爆発するまで待ってくれない。



気づいた時には、


「もう年だから」

「今さら」

「どうせ」


という言葉で


自分自身が蓋をするようになっている。



その「どうせ」こそが、本音が眠りについたサインだと思うんです。



取り戻す、というのは大げさなことじゃなくて、



「私は本当は何が好きだったか」 


「何をしている時に、時間を忘れたか」


「どんな未来なら、少しだけわくわくするか」



この問いに、正直に答える時間を 仕組みとして確保する。

それだけでいいんですよね。



本音は、消えていない。

ただ、あなたが聞くのをやめただけ


今日、一度だけ聞いてみてください。 


「私は本当は、どう生きたい?」と。




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